小さな子との生活は、事故防止のための安全対策が必須ですよね。
成長とともに行動力が増して、より危険になることもあります。
この記事では、赤ちゃん〜幼児期に子供の安全を守るグッズを3つご紹介します。
ベビーゲートなどの専用の安全対策グッズではありませんが、意外と見落としがちな危険性を防いでくれます。
ふたロック機能付きの電気ケトル
ロックのかかるふた付きで、倒しても中身がこぼれにくい電気ケトルです。
画像は象印のもの。
息子が生まれる前から使っているもので、ミルクの温度調整や離乳食作りに活躍しました。
内側がステンレス製の二重構造なので、本体を触っても熱くなく、手入れもしやすいです。
子どもが4歳くらいになるまでは本当に余裕がなく、ろくに手入れもできませんでしたが、問題なく使用できています。
乳幼児がいるなら安さやデザイン性より安全性を
消費者庁の資料を見ると、小さな子にとっての電気ケトルの危険性を知ることができます。
便利な家電ですが、そういった面があることを考慮して使いたいですね。
炊飯器や暖房器具と比べ、電気ケトル等による事故では、中等症又は重症の割合が高くなっています。
消費者庁「炊飯器や電気ケトル等による、乳幼児のやけど事故に御注意ください」-使用環境に注意し、安全に配慮された製品で事故防止を- ※PDF
ディスカウントストアでは1500円未満で買える電気ケトル。
有名メーカーであるティファールの電気ケトルも、3000円弱から購入することができます。
それらに比べると、安全対策のされた電気ケトルはやや高価と言っていいでしょう。
また、デザイン性の高いスマートな電気ケトルの方が素敵に見えるかもしれません。
でも、それは子どもが大きくなってからでも遅くありません。
子どもが成長する楽しみが1つ増える、とも言えます
出費を抑えたいなら旧モデルや在庫処分品を狙うと、比較的安く購入できます。
安全機能付き電気ケトルなら象印かタイガー
わが家の電気ケトルは、象印の古いモデルです。
購入した頃はふたロック付き・二重構造の電気ケトルの選択肢が少なく、シンプルな象印のものを購入しました。
現在販売されているものは、ふたロック機能・二重構造に加えて、蒸気軽減や注ぎ口のほこり防止機能などが付いてより安全性が高まっています。
また、同じく安全対策がされた電気ケトルはタイガーからも発売されています。
モデルによりますが、価格はどちらも同じくらいなので、好みで選んで問題ないかと思います。
電気ケトルを置く場所にも注意
- 床や低い所に置かない
- 安定感のある場所に置く
- コードにも子どもの手が届かない場所に置く
定番ですが、キッチンやキッチンボードの奥が安全で、大人も使いやすいかと思います。
ディノスのオールステンレスコンロ奥ラック
キッチンで親が調理をしていると、子どもは興味を持ちますよね。
でもキッチンは小さな子にとって危険がいっぱいです。
刃物や使用中のコンロなどは気を付けていても、調理の終わった後はどうでしょうか。
お湯を沸かしたヤカンや揚げ物をした後の鍋などはまだ高温です。
わが家では通路を挟んでコンロの反対側に冷蔵庫があり、大人でも鍋の持ち手に服を引っ掛けそうになることがあります。
立てるようになった子が手を伸ばしたり、走ってぶつかったりして鍋を落とすと大変です。
このコンロ奥ラックを使うと、調理中や調理後の鍋類を安全に置いておくことができます。
もともとはキッチンの便利グッズですが、小さな子どもと暮らすと、結果的に安全対策グッズにもなりました。
魚焼きグリルを使うときは外さなければいけないので、忘れがちな場合は排気口カバーの付いていないものを選びましょう。
私はうっかりしがちなので、カバーなし派です
10000円近いので、こちらも高価だと感じる人が多いかと思います。
私も買う前はかなり迷いました。
- 直径6mmの頑丈なステンレスワイヤー製
- 耐荷重約20kg
- オールステンレスなので高温の鍋も置ける
- 置いたまま魚焼きグリルが使用可
しかし、このラックの上記のような条件で代替可能なものを探しても見つかりませんでした。(2023年現在も同様)
迷いながら購入しましたが、何度かヒヤリとする場面で事故を回避できたことがありました。
調理にも便利ですし、頑丈で買い替えの心配もほぼなさそうなので、今では買ってよかったと思っています。
ラックを買わなくてもできる対策
調理後の鍋は子どもの手が届かず、安定感のある場所に移すだけでも安全対策ができます。
三口コンロなら、調理後は奥に置くようにすると安全性が高まります。
サッシ引戸用補助錠「ワンタッチ・シマリ」
こちらは本来防犯のために窓やサッシに付ける補助錠です。
押すだけで素早くロックを外すことができ、薄くて省スペース・ステンレス製で頑丈です。
また、テープで接着するので、穴を空けたりする必要もありません。
これが引き戸型戸棚のロックとして使えます。
以下のように、小さな子が触ると困る日用品のストックなどをその戸棚の中に収納していました。
- 洗剤類・柔軟剤・漂白剤
- シャンプーや石けん、ボディソープ
- 化粧品・歯磨き粉・歯ブラシ
- 常備薬
- ごみ袋・ポリ袋
- 普段使わない花瓶などの割れもの
よく「小さな子に触られたくないものは高いところに」といいます。
わが家は「ものを置ける高いところがこれ以上ない!」という状態でした笑
これは戸棚の高い位置にロックを付けることで、まとめての収納を可能にしてくれます。
「ワンタッチ・シマリ」の注意点
- ロック時・解除時ともに音がする
- 外れる・外される可能性もある
「カチン!」とやや大きめの音がするので、夜中やお昼寝中は起きてしまう子もいるかもしれません。
また、簡易的なロックですので、力の強い子が思い切り引っ張れば外れないとは言い切れないでしょう。
設置位置が低めだと、子どもがイスを持ってきて開けてしまうこともあるかもしれません。
あくまで補助的なロックとして、目を配りながら使いましょう。
結果的に乳幼児の安全対策になるものもある
乳幼児の安全対策グッズというと、ベビーゲートやサークル、引き出しなどのストッパーやコーナーガードなどが多く紹介されています。
それら以外でも、子供の安全対策としても使える家具や家電・小物があります。
実際に数年使ってみて、よかった・便利だったものを記事にしました。
気になるものがあったら、ぜひ試してみてくださいね。