子どもの好き嫌いは親のせいとは限らないという話

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子供の好き嫌いに頭を悩ませてきました。

ときには親のせいと言われることもありました。

成長による子供の好き嫌いの変化と、親のせいとは限らないという話です。

目次

息子は敏感なタイプ?

息子の好き嫌いの片鱗は乳児期から見られました。

水分補給のために白湯や麦茶を与えても断固拒否。

離乳食も拒否、拒否、拒否で、すぐ食べられるようになったのはバナナくらいです。

おかゆは離乳食後期まで全く食べず、いきなり軟飯を食べ始めました。

6歳になってもおかゆやリゾットは苦手なので、首尾一貫しています。

また、息子は少し敏感なタイプでした。

赤ちゃんの頃は、風が吹くとびっくりして泣いてしまうことがありました。

嗅覚も鋭いのか、話せるようになると「これはこんなにおい」と教えてくれることがたくさんありました。

そういうことがあったので、味も感じやすいのかもしれません。

味を感じやすいということは、苦味や酸味なども感じやすいということになります。

その点も好き嫌いの多かった原因の一つなのかもしれません。

子供の好き嫌い対策に試してみたこと

私の料理が下手なのかとも思いましたが、夫はおいしいと言ってくれますし、友人に出しても同じでした。

お店のように特別うまくはなくても、ごく普通の家庭の味だと思われます。

その他にとった対策は以下のとおりです。

  • 調理法を工夫して子供の好きな味付けにする
  • 好きなもの(ハンバーグ・お好み焼き・チャーハンなど)に混ぜ込む
  • おしゃべりができるようになってきたら「なぜ食べた方がいいか」を説明

しかし、結果的にどれも大きな効果があったわけではありませんでした。

混ぜ込みは好きなものまで食べなくなってしまうことがあり、逆効果でした。

食べなくてもダメージを受けないように、しんどいときはレトルトやインスタントに頼っていましたが、この時期は私も食事作りが辛いものでした。

3歳児健診で偏食を指摘される

3歳頃になると、食べられるものもほんの少しずつ増えてきました。

穀物・一部の肉魚・一部の野菜や果物は食べられていたので、もっと食べてほしいと思いつつも「子供はこんなものかな」と考えていました。

しかし、3歳児健診では偏食を指摘されてしまいました。

「できる対策はしています」と説明したのですが、要指導となり健診後別室へ。

担当者に教えられた対策やレシピは、すべて試したことのあるものでした。

時刻は16時近くなり、お昼寝の時間が過ぎて息子はグズグズしだし、ぐったり疲れて帰宅しました。

保育園に行きはじめて

3歳児健診と前後しますが、息子は2歳から保育園に通いはじめました。

親がいないからか、それしかないからか、麦茶は慣れてゴクゴク飲むようになりました。

話を聞くと、なんと保育園の給食は完食していると言います。

先生の指導や、何より「お友達にかっこよく思われたい」という気持ちがあり、がんばっているようでした。

「保育園で食べてるからいい」

しかし今度は「保育園で食べてるもん」「保育園で食べてるからいい」と家で食わず嫌いするようになってしまいました。

苦手な食べ物があるのは仕方ないことです。

出されたら食べますが、私自身グリンピースなどの青い豆類が苦手です。

でも食わず嫌いしていると「食べてみたらおいしかった」という可能性さえなくなってしまいます。

そう説明して、どうしても苦手な一部のもの以外は、家でも一口食べてもらうようにしました。

本人は不満げでしたが、実際「食べてみたらおいしかった」を経験したら少し納得したようでした。

成長と共に変わる好き嫌い

今も苦手な食べ物はありますが、以前と比べるとかなりの種類の食材を食べてくれるようになりました。

5歳頃に突然「ブロッコリーの焼いたやつなら食べられるで」と言われ、半信半疑で出すと完食するという不思議なことがありました。

6歳には「実はキャベツ食べられるで」と言って、それまで嫌がっていたホイコーローのキャベツを少し食べていました。

子供って面白いな〜と思った出来事でした。

子供の好き嫌いは親のせいとは限らない

親が子供を甘やかしたり、構わなかったりするなら、好き嫌いは親のせいということもあるでしょう。

その場合は親の気づきや工夫、努力で解決するかもしれません。

しかし子供の特性や未発達ゆえのことであるなら、見守ったり成長を待つしかないことではないでしょうか。

息子の好き嫌いはこれから減るかもしれないし、減らないかもしれません。

私もときどき目をつぶったりしながら、見守っていこうと思っています。

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